当社の品質保証部門には数多くの分析機器があります。
それぞれの分析機器について『検査設備日常点検表』があり、汚損、異常がないかの確認を行っています。
また、部品交換やメンテナンスを行った際はデータベースに記録し、次の交換時期や処置の参考にできるよう、情報共有できるようにしています。 当たり前のことですが、基本に立ち返って日々点検することで、異常に気づいて 素早い対応ができるよい機会にもなっています。
分析機器を用いて、当社では分析事業として計量証明事業も行っております。 お困りごとの際は気軽にご相談下さい。
今回は当社で使用している分析機器のうち3台を紹介します。
TOC計
排水中の有機物の量を調べることにより、汚れの度合いを知ることができます。BODでは測定に5日間かかりますが、TOCではその日のうちに測定結果が分かります。排水異常が起きた時にお急ぎで有機物の量(汚れの度合い)を知りたいときに適している分析です。
分光光度計
呈色反応(薬剤によって目的元素を調べるために色を付ける)により発色させて目的の元素に応じた波長で測定します。
測定できるものの主な例は
・シアン(産業廃棄物の分析項目にもあります)
・フッ素
・アンモニア性窒素(当社の受入排水バンド、PAC分析の項目にあります)
などとなります。
ICP-OES
試料中に含まれている元素の量を調べることができます。
当社の製品分析にはなくてはならない機器です。いろいろな金属元素の量を測定できます。
例えば、重金属である 鉛、カドミウムなどです。
当社で測定しているものは鉄、マンガン、クロム、ナトリウム、ケイ素などなど。幅広い元素に対応しています。
この他にも様々な分析機器を所有しております。こちらのページで紹介しております。
当社は環境計量証明事業所として富山県知事登録を行っております。環境計量証明以外でもお客様のお役に立てるものがあると思われます。 また、依頼分析だけではなく、お客様同席の下での分析・測定をお請けすることもできますので、お気軽にご相談下さい。